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マレーシアで中古車を買う [日記]

 パートナーが使っている古いプジョー206に大分ガタがきたので買い替えることになった。ここマレーシアは車社会であるせいか中古車マーケットがすごく活発で、値段も日本に比べるととてつもなく高い。手放すことになったプジョー206は4年前に買ったのだが、6年落ちで走行距離90,000キロだったものが95万円もした。日本なら下手すると5万円ぐらい払わないと持って行ってくれないのではないか。現在走行距離115,000キロで9年落ちとなるのだから、こちらでも30万円は無理かなと思っていた。もし個人に売るとなると、陸運局に行って登録の名義変更と簡単な検査を受けなければならず、これが殆どマレーシア語でやらなければならないので、マレーシア語は全く分からない僕には面倒でたまらない。だから安く買いたたかれても中古業者に売るしかないかと思いテニス仲間からその友人の業者を紹介してもらった。ところが信頼のおけるというその業者の見積もりは僅か17万円だという。期待していた額の半分ぐらいなのでちょっとショックだったが、まぁしょうがないかというわけで手を打つことにした。ところが運の悪いことにいざ車を持って行く段になって、彼が我々の車のエンジンの下部からオイル漏れを発見。きのうまでは特に問題もなかったエンジンにトラブル発生というわけだ。110,000キロ以上も走ってまだまだ快調そのものだったエンジンにもいよいよ疲れが出てきたのか。その業者はこれだとさらに1,000リンギ(約25,000円)引いて5,000リンギ(約135,000円)という。踏んだり蹴ったりであるが仕方がないと諦めて引き取らせた。
 さて次は代わりの車探しである。これは楽しい仕事だ。年金暮らしの身ではとても新車は変えないので中古車漁りとなる。市内に何千軒とある中古車屋をいちいち回ってたのではラチがあかない。そこでネットで探そうということになる。MUDAHという楽天みたいなサイトがあってそれこそ何千台いや何万台という中古車情報が出ている。こちらの予算や車種、走行距離だのを打ち込むと希望に近いものに絞られてくる。その中からこれと思うものを10台くらい選んで試乗を申し込むことになる。絞り込んだ車の8割強が業者で2割弱が個人だ。その個人の売り手には電話連絡がつかないので諦め、業者回りということになった。僕のパートナーがマレーシアの国民車マイヴィー(MYVI)にしてくれればチョイスは5万とある。しかし彼女はそれはイヤだし、日本車にも興味がないという。もっともここマレーシアでは絶対の信頼がある日本車は高くて買えない。そこで残るはヨーロッパ車でドイツ、フランス、イタリー、または英国車あたりから選ぶことになる。ドイツ車はまだしも、フランス車やイタリー車はリセールがえらく安いと聞く。ところがパートナーが選んだのはフランスのシトロエン・ピカソ(Citro
en Picasso)ときた。7年落ちで80,00キロ走行のシトロエンが80万円もする。リセールが安いといっても、いざ買うとなると結構な値段なのである。しかしその車は女性のワンオーナー車だったのでとても状態がいい。これから何年も使うのだから、ま、いっかというわけでそのシトロエンに決めた。
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シルバー・グリーン(?)のその外観はとてもシックで塗装もきれいだ。簡単な試乗だったがどこにも問題はなさそうだ。ちょっとだけ負てもらって商談成立。2日後には登録手続きも終わって手元に届いた。パートナーはご機嫌である。ところがだ。次の日の朝彼女が出かけた先から電話があって車の調子がおかしいという。ともかく何とか帰り着いたので乗ってみるとアイドリングが変だ。回転にムラがあり振動もすごい。買って1週間は保証期間だというので早速電話して、すぐに直すか車を引き取るかしろというと、慌ててやってきた。メカニックはちょっとエンジンの音を聞いただけで、これはスパークプラグの1本が発火していないという診断を下した。そこでハタと気がついた。そういえば昔はよくプラグのトラブルがあったなぁ。ガソリンの質が悪くてカーボンが出やすかったのか、プラグの質が悪くてすぐにかぶってしまっていたのか、対策としていつも新しいChanpionのスパークプラグを車に積んでいたものだ。50年前はプラグといえばアメリカ製のチャンピオン・プラグと決まっていたものだが、その後日本のNGKのプラグの質が向上して、いつの間にか日本ではNGKプラグが主流になってい
ったと記憶している。そんなことはとも角、車を持って帰ってちゃんと調整してから持って来いといって引き取らせた。多分メカに云う通りプラグさえ交換すれば調子よくなるのだろうが、この辺がマレーシアらしいところなのだ。
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このシトロエンでひとつ気に入らないのは何とタコメーターがないのである。ヨーロッパ車としてはこれは誠に珍しい。いまどきどんな大衆車でも大抵はタコメーターは備えているものだ。車の性格上、カーブを死にものぐるいで走るわけでもなかろうからエンジンの回転計なんかは要らないだろうという考えなのであろう。いかにもフランスらしい合理主義だが、死にものぐるいでドライブするのが好きなフランス人たちがこれで満足するのかなぁ? トランスミッションは今風のマニュアル付きオートマチックなのだから僕ならタコメーターはどうしても欲しいところなのだが。パートナーはそんなことはどうでもいいという顔してるから、ま、いっか。
 という顛末で我が家に新しく古い車が来た。ときどきは僕も借りて乗ってみよう。床もシートも高いのでドライバーの視点は今風に高い。これは長距離運転には楽そうだ。ペナンやマラッカなんかに行くときにはこのシトロエンが活躍することになりそうだ。
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山田

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何卒宜しくお願い致します。
by 山田 (2014-12-22 11:37) 

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